税務管理と中国へのパルプ出荷についてのエイプリル社の声明
エイプリル社はフォーラム・パジャック・ベルケアディラン(税の公正に関するフォーラム)がさきごろ公表した報告書で行った考察について以下の声明を出し、当社の税務管理および中国への過去のパルプ出荷について、マスコミ記事において繰り返し立場を述べてきました。
エイプリル社は私企業であるため、財務情報や企業内の機密情報を公開していません。当社の輸出活動や課税条件は、すべて国内外の法律および規制を順守していることが確認されています。市場での地位を確立した世界企業の一社として、当社は強力なガバナンスへの取り組みの一環としての第三者による財務監査やその他さまざまな形式での監査を社内外で受けています。
エイプリルグループ傘下のPT.リアウ・アンダラン・パルプ・アンド・ペーパー社(PT. RAPP)は、2016年から2018年にかけてサテリ社と連携して新技術を用い、ビスコースステープルファイバーに利用するための改良型アカシア・ユーカリ・クラフトパルプ(AEパルプ)を試験・共同開発しました。この試験は、サテリ社の製造過程において限定的に少量のAEパルプを混合するというものでした。今回の2年にわたる試験期間は、この種のイノベーションにとっては標準的なものであり、世界で初めてアカシア・クラシカルパを用いてビスコースステープルファイバーを製造したことになります。この製造過程は知的所有権として登録・保護されています。
これは、試験的にH.S.コード(クラフトパルプ)またはH.S.コード4703.290000で輸出されました。当社の輸出価格は、これが試験的な製品であり、溶解パルプの技術仕様を完全には満たしていない、という事実を反映したものです。2018年後半に開発段階を成功裏に終え、改良型AEパルプはサテリ社の商業生産のための標準を完全に満たしました。その後、このパルプはH.S.コード(溶解パルプ)またはH.S.コード4702.000000で輸出され、価格は市場の基準価格に従って設定されました。
当社は同業界の関連会社、ならびにさまざまなその他サービスの提供業者と連携しています。その場合、再生可能な繊維からバイオ製品を製造するメーカーとしてのコアコンピタンスを超える専門的な知識を利用しなければなりません。所定の期間での価格は、それぞれの輸出先での市場価格に従って設定されています。当社は営業するすべての地域で、その地域の法律および規制を順守するよう全力を尽くしており、エイプリル社が「利益移転」に関与したとする勧告に対しては、これを頑なに認めない所存です。