ファイアグラウンド社とのパートナーシップ:防火&煙害防止の強化へ
エイプリル社は、先ごろ、オーストラリアを拠点とする防火トレーニング&事故管理の専門企業ファイアグラウンド社と契約を交わしました。インドネシアのリアウ州のエイプリル社防火チームに対し、事故管理システムの設計・開発・実践に関するファイアグラウンド社の専門的な支援が提供されます。
エイプリル社の防火チームの消防能力と火災防止プログラムは、現在でも世界トップクラスにあります。今回、国際水準のサポートが得られるようになったことで、いっそう充実し強力なものとなるでしょう。
野焼きなどによる煙害(ヘイズ)は人々の健康に悪影響を及ぼします。煙害問題への政治や国際的な圧力が高まっており、火災管理はスマトラ全島で重大関心事となっています。
エイプリル社では、専従チームを編成して泥炭火災に対処し、合わせて火災防止に重点を置いたコミュニティ啓蒙活動も広く展開しています。
さらに、70万ha以上のコミュニティ農地をカバーする多角的防火プログラム「ファイアー・フリー・ヴィレッジ・プログラム(FFVP)」も活動の一角を担います。2017年には、コミュニティの防火意識啓蒙を含めて、村レベルの防火のための直接的取り組みが実施されています。
ファイアグラウンド社とのパートナーシップも、2017年の活動計画の一つです。エイプリル社の防火チームは、事故管理システムに関するトレーニングを通じて、火災対応能力の増強に努めています。
「緊急時指令システム(ICS)」は、事故対応や短期間の管理活動に関するガイドラインと手順です。管理構造の確立と用語の共通化により、明確なヒエラルキー、コミュニケーション系統、および順方向計画による人員・資機材の効果的活用が実現します。
防火チームの責任者向けのファイアグラウンド社のワークショップは、エイプリル社サプライヤの防火責任者も対象となっています。ワークショップでは、事故管理システムの概要や、火災対応管理における効果的なチーム連携の方法を学びます。
ファイアグラウンド社のデイヴ・ヒッチコック氏(CEO)は語ります:「再びエイプリル社と御一緒できて嬉しく、リアウ州の消防能力の向上を目指して尽力します。当社の事故管理システムは、アジア流域地方の煙害(ヘイズ)抑止活動を大きく変化させるでしょう。気候の面でも、インドネシアにとっても便益となります。」