プラウ・パダンの運河に関して、NGOがステークホルダー諮問委員会への参加を一時停止したことに対するAPRIL社の声明
エイプリル社は、ステークホルダー諮問委員会(SAC)およびその他のステークホルダーに対し、プラウ・パダンの森林コンセッションに建設された運河に関して、森林・土地火災管理規則(2016年PerMenLHK第32号)の特定条項の参照に誤認があったことを謝罪いたします。
この出来事により、エイプリル社のステークホルダー諮問委員会(SAC)のメンバーであるグリーンピースおよびWWFが、エイプリル社が主要なステークホルダーを故意にミスリードしたのではないか、また当社の活動に透明性が欠けているのではないかという懸念を抱き、それを公に表明したことを遺憾に思います。
エイプリル社は、インドネシアの泥炭復興庁(BRG)および環境林業省などの共同作業部会に全面的に協力し、プラウ・パダンにおける当社の森林コンセッションで生じている社会問題や他のあらゆる事項に関する見直しを行い、取り組んでいきます。
当該運河に関するエイプリル社の誤りは故意によるものではなかったというのが委員会の大多数のメンバーの見解であるとSACは述べています。
当社は、欺こうという意図やそのようなアプローチをとることは決してなかったことを改めて明言します。またグリーンピースおよびWWFが、提言を与え、当社の持続可能性に関する誓約とその実施を精査するSACのメンバーであることを一時停止するという決定を下したことを非常に重いものとして受け止めています。
エイプリル社のこの問題への対処方法のある側面が、幾つかの地域における当社の活動にどれほどの混乱および信頼の低下をもたらすかを当社は自覚しており、また大変懸念するところとなっています。当社はSFMP誓約後18ヶ月間にわたり、森林地域の保全、荒廃していた土地の回復、コンセッション内および周辺の火災の予防・鎮圧に取り組み、持続可能性についてNGOとの協力を実施し、保全と回復の取組みに今後10年間で1億米ドルを供出することを約束しました。このように当社が持続可能な森林管理方針(SFMP)の誓約の実施を重視し、持続可能性に関する活動を正しく実施して、そしてそれを正しく伝えることが重要です。
エイプリル社がSACおよび主要なステークホルダーを故意に欺くことでこうした誓約を反故にすることは断じてありません。今件に関し問題を発生させてしまいましたが、当社は再発防止に最善を尽くしていきます。
エイプリル社では引き続き、当社の活動全体がSFMPの誓約だけでなくインドネシアの現行の法令・規則に沿っていることを確実に示すことができるよう注力いたします。当社がのSFMPの遵守に関しては、SACに委託しKPMGが実行する独立した監査による厳密な調査の対象となっており、今後数週間のうちにその結果が公表されます。
エイプリル社では、ビジネスにおける信頼を得るためだけではなく、持続的な発展に向けた当社の野心的な計画を実施するためにも、批判的な意見を持つ存在も含めたすべてのステークホルダーと前向きに関わりを持っていくことが重要であると考えています。当社の持続可能な方針への誓約は依然として揺るぎのないものであり、エイプリル社の運営の中核をなす目標を達成するために懸命に取り組んでいきます。エイプリル社はSFMPを履行することにより、失われたステークホルダーからの信頼を取り戻していきたいと考えています。