持続可能な森林管理方針2.0(SFMP2.0)の実施に関する中間報告書
2016年1月、KPMGパフォーマンス・レジストラ社 (KPMG PRI)のチームが、エイプリル社の持続可能な森林方針2.0(SFMP2.0)の主要な誓約の実施について、規定の監査手続き業務を実施しました。主要な誓約とは、エイプリル社ケリンチ工場向けの混合広葉樹の伐採と、原材料としての調達の停止実施に関連するものです。
中間的な提言を導くものとして、この報告書では、エイプリル社のサプライチェーンでの混合広葉樹繊維の段階的な使用廃止に関連し、SFMP2.0の中で表明されている3つの主要な誓約の実施の進捗状況について取りあげています。
中間報告の範囲:
監査手続きの範囲は、以下に挙げるSFMP2.0の誓約を対象としています。
- 誓約が発効次第、エイプリル社とそのサプライヤーが開発するのは、外部の専門家による高保護価値(HCV)および高炭素貯蔵(HCS)評価で特定された森林以外の領域のみに限定すること。
- 2015年5月15日までに、エイプリル社とそのサプライヤーは、混合広葉樹の伐採をすべて停止し、2015年5月15日以前に伐採された混合広葉樹は、2015年12月末まではエイプリル社の工場にて使用できること(注:デミニミスルールにより、既存の植林地コンセッション内の非常に狭い領域にある混合広葉樹については、評価プロセスでHCVまたはHCSに分類されない場合に限り、伐採が可能)。
- エイプリル社とそのサプライヤーは、森林性泥炭地の新たな開発をしないこと。
KPMG PRIによる規定の監査手続きは、2015年5月15日(混合広葉樹の伐採停止が実施された日付)から2016年1月8日(作業完了時点のデータが入手可能であり、かつエイプリル社の工場が2015年5月15日以前に伐採した混合広葉樹を使用できる期限とした2015年12月末の8日後の日付まで)を対象としています。
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